3月最後の日。
昨日今日と、ものすごい風。
風の音のせいか、久しぶりにとても怖い夢を見た。
親族の中でいちばん威張っているおばあさんが実はぬらりひょんで、「本当の姿はお前にしか見えない」と言って正座したまま少しずつ寝ている足元に近づいてきた時には、心底怖くなって叫んで目が覚めた。そのあとも、取りそびれた巨大インゲン豆のさやがビルから風になびいていてドラゴンのようになってたり、整形したのか眉間から鼻筋が高くなってバリがついてる女性がいたり、花園神社に変な方角から入るところがあって胎内めぐりになっていたり。この強風は百鬼夜行だったのだろうか。
3月、11日以降ブログを書いていなかった。
なんとなく文字にするのが難しいような、かったるいような、そんな感じだった。ラフを描こうとしていて、頭の中が画像モードになっていたせいもあるかもしれない。
でもいろいろあったので、見たこと聴いたこと味わったことを簡単に記しておこうと思う。
「フェア・ゲーム」という映画を観た。ショーン・ペンとナオミ・ワッツのコンビで、身分を明かされてしまったCIA工作員を軸に(実際の話)、いかにしてイラク戦争が作られていったかということをとてもうまく描いていた。アメリカはこういう映画をちゃんと作るところにまだ救いがあると思う。日本もいつか、震災後のいろんな隠された問題を描く監督が現れるだろうか。
口琴のワークショップと日本酒の会。
友人が主催するminacha-yamで、まずウィリアムくんの口琴講座。アイヌのムックリは難しくてむかし挫折したけれど、真鍮の口琴はぶいんぶいん鳴らせるようになった!楽しい!あとで森川さんに披露したら、すぐに「おれも!」とアマゾンで買っていた。口琴は世界中にいろんな形・材質のものがある。面白い。
そのあとみなちゃんがベジご飯プレートを用意するのを手伝い、吉祥寺のカイ燗さんが用意してくれた日本酒も小倉さんのうんちくと一緒に大いに楽しんだ。お燗はいいですねえ♪美味しかった!
東博内覧会。今回は「ボストン美術館 日本美術の至宝」 展。
平たくいえば、フェノロサや岡倉天心がアメリカに逃がした日本のお宝の一時里帰り展。
いいものがたくさん。そりゃいいものを選んで持っていたのだからそうだろう。修復が終わった曽我蕭白の「雲龍図」だけでも見る価値あり!大迫力。等伯の龍がおとなしく見えてしまう。蕭白はけっこうな点数があって、その変態っぷり?を堪能できた。光琳の屏風も良かったな。絵巻も面白かった。父が「マンガだな」と言うので、「こっちが先でしょう!」と答えた。日本のマンガの源流は、こういう昔からあるのだ。日本のマンガのレベルが高いのは当たり前だ。
「アナザー・プラネット」という映画を観た。静かで美しい映画。しでかしてしまったことに対しての後悔と苦悩の様子はとてもリアルに描かれるのだけれど、もうひとつの地球があるという設定が、寓話的なのか科学的なのかが漫然としていた。見てしばらくして、主人公の取った行動は気持ち的には判るところもあるけれど、実は相手に対してとてもひどいことだったのでは?と思ったのだった。後を引いた映画。
友人Cの誕生日。長い付き合いだねと確認し合う。
母の誕生日。ファブリのルドン画集をプレゼント。40何年か前の本だ。母は好き過ぎてバラバラにしてしまっていたので、探してみた。そこで新たに判明したことが。解説を書いていたのが福永武彦さんだったということ、いつか見たいと思いながら展覧会や海外の美術館でも見られなかった絵が、ある修道院のものだったということ。
浅草で、母のごひいきの岡大介くんライブ。ゲストはるっちゃん(熊坂路得子)と三遊亭兼好師匠。
お客さんもいっぱい入って、とてもいい雰囲気の良いライブだった!
岡くんの素直な人柄がよく表れていたな。
兼好師匠のお酒落語も、もう笑いっ放し。やっぱり落語っていいなあ。
終わったあと、まずは屋上に出て、月の会の志賀さんの説明を聞きながら月と星を見る。志賀さんは両親と古い付き合いの方だ。それから志賀さんの案内で、永井荷風が通ったというアリゾナキッチンで母の誕生日を兼ねた夕食。タイガーマスクのフィギュアが飾ってあったのでマスターに尋ねると、佐山さんがよく来るお店らしい!うきゃー!家族で来てる写真も見せてもらった。藤波やアレクやウルティモドラゴンや高見山や朝潮も写っていたよ〜
私とみなちゃんは日本酒バーに寄ってから帰宅。以前、シード社長さんと見つけたお店である。6種類味見してしまった♪
金星と木星の間に月が入って縦に並んでいるのを見た。
ただそれだけのことなのに、とても美しかった。
反対側を見ると、火星と土星があって、太陽系は平面的なのだと実感。
その不思議感。
大人計画本公演「ウェルカム・ニッポン」@本多劇場。
ダメダメな大人を描かせたらなんてうまいの!松尾スズキさん。
場末感がよく出ているというか、なんかもうやるせないところまで行ってるしょーもない普通の人々がガイジンさんと出会ってカルチャーギャップもあるんだけれども、結局はみんな一緒だった…というような。萬田久子さんのおっとりとした語り口で「弁慶さんは人間のクズです」というようなナレーションが入るのも良かった。豪華なことに、後半のナレーションはケラさん(笑)
終わったあとに久々にタンブランに行く。一緒に行った友人のいろいろなお祝いもかねて乾杯。美味しい美味しいと気に入ってくれて、すっごい食べた。初めて羽曳野ワインというものも飲んで、美味しくてびっくり。大阪にこういうものが!また来ましょうということに。
「カウボーイ&エイリアン」という映画を見る。
ハリソン・フォード、ダニエルクレイグという豪華スター共演なのにつまらなかった(笑)突っ込みどころ満載!(笑)見終わったあとに「あーつまらなかった」と森川さん(笑)
天気がよかったので、上野動物園にカバをスケッチしにいった。カバ、大きい!この量感を実感で来ただけでも行ってよかった。しかし春休みという概念をすっかり忘れていたので、平日なのに混んでいてびっくり。カバの前にトラやアザラシや爬虫類やペンギンなど、見たい動物にもちょこっと寄っていったのだけれど、「なーまゴリラ、なまごりら〜♪」と歌っている小さい子などがいてかわいかった。たぶん、いつも本で見ているゴリラの本物を初めて見るのだろう。しかし世の人の、動物に対する認識がいい加減で驚いた。アメリカバクのところで「カピバラ?これカピバラ?」「パグだよ!パグだ!」(惜しいw)と…オカピのところで「ロバ?」と…そんなものなのだろうか。自分が幼児の頃から動物図鑑を手放さない子だったので、ギャップを感じる。ワニはやっぱりカイマンよりガビアルよりクロコダイルだな!でっかいイリエワニ(イリエワニはクロコダイル)かっこよかった~などと思う。上野のイリエワニは5mほどもあって本当にカッコイイ!のだ。もっと広いところに入れてあげて欲しい…ガラパゴスゾウガメさんにも会えた。推定78歳以上(でも壮年)のカメさん、本当に立派。とても立派。

というような3月後半でした!
ふう〜やっと書けた〜
最近のコメント