2012/05/11

センダック

またひとり、敬愛する人が逝ってしまった…
モーリス・センダック。
たくさんの素敵な絵本を作った人。
「あなほるもの おっこちるとこ」や「かいじゅうたちの いるところ」を読んだのが最初の出会いだろうか。ずいぶんと長い間タイトルを覚え間違えていて、「あなほるものとおっこちるもの」だと思っていた。掘る人がいれば、落ちる人もいるよねーうんうんと。小さい絵本の中で小さい子供たちが生き生きといろんなポーズをして走り回っているのを見るだけで楽しかったので、タイトルはなんでもよかったのだ。
敬愛する河合隼雄さんもいちばん好きな絵本に「かいじゅうたちのいるところ」を挙げていて、好きな人と人のつながりがうれしかった。
私は小さい頃から「あっちの世界」というものに焦がれている子供だったので、センダックの自然とこの世界を抜け出す感覚が好きだった。「かいじゅうたちのいるところ」や「まよなかのだいどころ」もそうだし、「まどのそとのそのまたむこう」なんて、そのものずばりのタイトルだ。緻密な、少し不気味な感じもする絵と、異世界というものがしっくりと合っていた。

大人になってから読んだセンダックの作品の中でいちばん愛しい本がこれ。
「ふふふん へへへん ぽん!」

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手に馴染むなんともかわいらしい大きさと手触りで、マザーグースを元にしたナンセンスなストーリーに、美しいモノクロの細密な挿絵。この世でいちばん美しい絵本ではなかろうかと思ってしまう。
何度読んでも新しいことに気づく変なお話も大好きだが、なんといっても見ても見ても飽きないため息がでてしまうようなペン画の数々…
こういう本が作りたいと思う。

モーリス・センダックさま、たくさんの作品をどうもありがとうございました!


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2012/05/01

妖怪病院

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カバ展、無事終了いたしましたー
上の作品もお買い上げいただき、ありがとうございました!
ぺすか初カバ作品ですw
最終日の前日、たまたまのぞいたお店の古本市で、マーシャ・ブラウンの「ちいさなヒッポ」を300円でゲット!カバの木版、とても勉強になります。
そうそう、そのお店に行った日、とても不思議なことがあったので聞いてください…

父の付き添いで1週間ほどジュネーブに行ってきたのですが(その写真もおいおいアップしますね)、帰国して久しぶりに森川さんとのんびり休日。ラーメンを食べに行き、そのあと散歩していました。暑くなったのでカーディガンを脱いでカバンに引っ掛けていました。その辺りは私が昔何年か住んだことがあって知っている辺り。古い病院の脇を通った時に、「ここって妖怪病院って言われてるんだよ〜」と森川さんに小声でささやいて彼も病院を見上げて「へえ」とうなづきました。それから10mほど歩いたところで、「あれ、カーディガンがない!」と気づいたのでした。振り返ってもなにもなく、どこで落としたんだろうと辺りを見回しながら来た道を戻ってみました。「妖怪病院なんて言ったからかな〜」「病院にたなびいてたら怖いよねw」病院を見上げてみましたがそういうものはなく。来た道を戻ってお店やコンビニにも聞いてみましたが見当たらず。「5分くらいしか経ってないのに…」とへこみつつ、もう一度ルートを辿って落としたことに気づいた地点に向かいました。「厄落としかな〜妖怪病院なんて言ってごめんなさい〜」と、落としたことに気づいた地点まであと少しというところ。「あ!あれだ!」妖怪病院の向かいに止めてあった自転車のかごに、カーディガンが引っ掛けられていたのでした…
「さっき見たとき無かったよね?」「なかったと思う…」「ここらへんで落としてたら、振り返った時にあったはずだよね…?」「そうだね…」「ごめんなさいって言ったら、出てきたね…」
ひ〜!やっぱり◯◯病院じゃん!
と思ってしまったのでした…w

そのあとは本屋さんで掘り出し物を手に入れたり、元気回復。
休憩したカフェも素敵カフェだったなー

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2012/04/13

今日からカバ展

今日から、ギャラリーヒッポの5周年記念であるカバ展が始まりました。
いろんなカバさんがいましたよ〜
一部ご紹介。

長野亮之介さんの、張り子の招きカバ。

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この木彫りのカバ、とても素敵でした。

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他にもいろいろなカバがあり面白いですよ!

「おかげさまでGALLERY HIPPOは5周年を迎えます!
4月13日(金)からは、「HIPPOの仲間たち展 -5周年記念展示-」です。
20数名の作家が参加し、イラストや版画、陶芸、ガラス、彫金、木彫、布・その他さまざまな素材で“カバ”を表現します。ユニークでチャーミングなカバたちに是非会いに来てください。」

4月13日(金)~29日(日)[火曜定休]
11:00am-7:00pm(日曜日は5:00pmまで)
Gallery Hippo
http://www.gallery-hippo.com/
(企画展示のところを見てください)
Tel &Fax:03-3408-7091
E-mail : info@gallery-hippo.com
〒150-0001 渋谷区神宮前 2-21-15

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再びお花見

先日、3回目のお花見に。
パートナーの誕生日記念に、私の大好きな桜を見せたくて。
他に人がいなくて、ふたり占め。

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2012/04/10

お花見宴会

日曜日は、お昼から暗くなるまで宴会。
赤ちゃんから70歳オーバーまで、
犬も三味線も。

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2012/04/08

今年の初花見

桜が大好きだ。
毎年、お花見をしないと気がすまない。
家のベランダからも桜は見えるし、最寄り駅のまわりも桜の名所なのでまったく見ないということはないけれど、見に行くぞと思って見るのとはまた違う。
先週の木曜、天気がよかったので御苑でパートナーとお花見ランチ。今年のお花見第1弾だ。
暴風雨のあとの暖かさで一気に開花したのか、思ったよりもずいぶんと咲いていて、日当りのよいところでは満開だった。今年はへんなお天気だったせいか、花の時期がずれてみなが一斉に咲いていた。椿、木蓮、水仙、ちょびっと梅、雪柳、レンギョウ、すみれ、海堂、そして桜。気持ちよかった〜♪

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2012/04/03

グループ展「HIPPOの仲間たち展 -5周年記念展示-」

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気づけば日も迫ってきていますので、お知らせです。
2月にグループ展をしたギャラリーで、またグループ展に参加します。
今度はカバ展!
ぺすか、初のカバに挑戦(笑)
ギャラリーヒッポの名もそのままに、カバ展をするそうです。
いろいろな作家さんのいろいろなカバ作品が並びます。
このギャラリーとのご縁を作ってくれたイラストレーターの長野亮之介さんも出品。
カバ好きな方もそうでない方も、お時間ありましたら面白いと思いますのでぜひ遊びにきてくださいー♪


「おかげさまでGALLERY HIPPOは5周年を迎えます!
4月13日(金)からは、「HIPPOの仲間たち展 -5周年記念展示-」です。
20数名の作家が参加し、イラストや版画、陶芸、ガラス、彫金、木彫、布・その他さまざまな素材で“カバ”を表現します。ユニークでチャーミングなカバたちに是非会いに来てください。」

4月13日(金)~29日(日)[火曜定休]
11:00am-7:00pm(日曜日は5:00pmまで)
Gallery Hippo
http://www.gallery-hippo.com/
(企画展示のところを見てください)
Tel &Fax:03-3408-7091
E-mail : info@gallery-hippo.com
〒150-0001 渋谷区神宮前 2-21-15

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2012/03/31

3月後半のこと

3月最後の日。
昨日今日と、ものすごい風。
風の音のせいか、久しぶりにとても怖い夢を見た。
親族の中でいちばん威張っているおばあさんが実はぬらりひょんで、「本当の姿はお前にしか見えない」と言って正座したまま少しずつ寝ている足元に近づいてきた時には、心底怖くなって叫んで目が覚めた。そのあとも、取りそびれた巨大インゲン豆のさやがビルから風になびいていてドラゴンのようになってたり、整形したのか眉間から鼻筋が高くなってバリがついてる女性がいたり、花園神社に変な方角から入るところがあって胎内めぐりになっていたり。この強風は百鬼夜行だったのだろうか。

3月、11日以降ブログを書いていなかった。
なんとなく文字にするのが難しいような、かったるいような、そんな感じだった。ラフを描こうとしていて、頭の中が画像モードになっていたせいもあるかもしれない。
でもいろいろあったので、見たこと聴いたこと味わったことを簡単に記しておこうと思う。

「フェア・ゲーム」という映画を観た。ショーン・ペンとナオミ・ワッツのコンビで、身分を明かされてしまったCIA工作員を軸に(実際の話)、いかにしてイラク戦争が作られていったかということをとてもうまく描いていた。アメリカはこういう映画をちゃんと作るところにまだ救いがあると思う。日本もいつか、震災後のいろんな隠された問題を描く監督が現れるだろうか。

口琴のワークショップと日本酒の会。
友人が主催するminacha-yamで、まずウィリアムくんの口琴講座。アイヌのムックリは難しくてむかし挫折したけれど、真鍮の口琴はぶいんぶいん鳴らせるようになった!楽しい!あとで森川さんに披露したら、すぐに「おれも!」とアマゾンで買っていた。口琴は世界中にいろんな形・材質のものがある。面白い。
そのあとみなちゃんがベジご飯プレートを用意するのを手伝い、吉祥寺のカイ燗さんが用意してくれた日本酒も小倉さんのうんちくと一緒に大いに楽しんだ。お燗はいいですねえ♪美味しかった!

東博内覧会。今回は「ボストン美術館 日本美術の至宝」 展。
平たくいえば、フェノロサや岡倉天心がアメリカに逃がした日本のお宝の一時里帰り展。
いいものがたくさん。そりゃいいものを選んで持っていたのだからそうだろう。修復が終わった曽我蕭白の「雲龍図」だけでも見る価値あり!大迫力。等伯の龍がおとなしく見えてしまう。蕭白はけっこうな点数があって、その変態っぷり?を堪能できた。光琳の屏風も良かったな。絵巻も面白かった。父が「マンガだな」と言うので、「こっちが先でしょう!」と答えた。日本のマンガの源流は、こういう昔からあるのだ。日本のマンガのレベルが高いのは当たり前だ。

「アナザー・プラネット」という映画を観た。静かで美しい映画。しでかしてしまったことに対しての後悔と苦悩の様子はとてもリアルに描かれるのだけれど、もうひとつの地球があるという設定が、寓話的なのか科学的なのかが漫然としていた。見てしばらくして、主人公の取った行動は気持ち的には判るところもあるけれど、実は相手に対してとてもひどいことだったのでは?と思ったのだった。後を引いた映画。

友人Cの誕生日。長い付き合いだねと確認し合う。

母の誕生日。ファブリのルドン画集をプレゼント。40何年か前の本だ。母は好き過ぎてバラバラにしてしまっていたので、探してみた。そこで新たに判明したことが。解説を書いていたのが福永武彦さんだったということ、いつか見たいと思いながら展覧会や海外の美術館でも見られなかった絵が、ある修道院のものだったということ。

浅草で、母のごひいきの岡大介くんライブ。ゲストはるっちゃん(熊坂路得子)と三遊亭兼好師匠。
お客さんもいっぱい入って、とてもいい雰囲気の良いライブだった!
岡くんの素直な人柄がよく表れていたな。
兼好師匠のお酒落語も、もう笑いっ放し。やっぱり落語っていいなあ。
終わったあと、まずは屋上に出て、月の会の志賀さんの説明を聞きながら月と星を見る。志賀さんは両親と古い付き合いの方だ。それから志賀さんの案内で、永井荷風が通ったというアリゾナキッチンで母の誕生日を兼ねた夕食。タイガーマスクのフィギュアが飾ってあったのでマスターに尋ねると、佐山さんがよく来るお店らしい!うきゃー!家族で来てる写真も見せてもらった。藤波やアレクやウルティモドラゴンや高見山や朝潮も写っていたよ〜
私とみなちゃんは日本酒バーに寄ってから帰宅。以前、シード社長さんと見つけたお店である。6種類味見してしまった♪

金星と木星の間に月が入って縦に並んでいるのを見た。
ただそれだけのことなのに、とても美しかった。
反対側を見ると、火星と土星があって、太陽系は平面的なのだと実感。
その不思議感。

大人計画本公演「ウェルカム・ニッポン」@本多劇場。
ダメダメな大人を描かせたらなんてうまいの!松尾スズキさん。
場末感がよく出ているというか、なんかもうやるせないところまで行ってるしょーもない普通の人々がガイジンさんと出会ってカルチャーギャップもあるんだけれども、結局はみんな一緒だった…というような。萬田久子さんのおっとりとした語り口で「弁慶さんは人間のクズです」というようなナレーションが入るのも良かった。豪華なことに、後半のナレーションはケラさん(笑)
終わったあとに久々にタンブランに行く。一緒に行った友人のいろいろなお祝いもかねて乾杯。美味しい美味しいと気に入ってくれて、すっごい食べた。初めて羽曳野ワインというものも飲んで、美味しくてびっくり。大阪にこういうものが!また来ましょうということに。

「カウボーイ&エイリアン」という映画を見る。
ハリソン・フォード、ダニエルクレイグという豪華スター共演なのにつまらなかった(笑)突っ込みどころ満載!(笑)見終わったあとに「あーつまらなかった」と森川さん(笑)

天気がよかったので、上野動物園にカバをスケッチしにいった。カバ、大きい!この量感を実感で来ただけでも行ってよかった。しかし春休みという概念をすっかり忘れていたので、平日なのに混んでいてびっくり。カバの前にトラやアザラシや爬虫類やペンギンなど、見たい動物にもちょこっと寄っていったのだけれど、「なーまゴリラ、なまごりら〜♪」と歌っている小さい子などがいてかわいかった。たぶん、いつも本で見ているゴリラの本物を初めて見るのだろう。しかし世の人の、動物に対する認識がいい加減で驚いた。アメリカバクのところで「カピバラ?これカピバラ?」「パグだよ!パグだ!」(惜しいw)と…オカピのところで「ロバ?」と…そんなものなのだろうか。自分が幼児の頃から動物図鑑を手放さない子だったので、ギャップを感じる。ワニはやっぱりカイマンよりガビアルよりクロコダイルだな!でっかいイリエワニ(イリエワニはクロコダイル)かっこよかった~などと思う。上野のイリエワニは5mほどもあって本当にカッコイイ!のだ。もっと広いところに入れてあげて欲しい…ガラパゴスゾウガメさんにも会えた。推定78歳以上(でも壮年)のカメさん、本当に立派。とても立派。

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というような3月後半でした!
ふう〜やっと書けた〜

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2012/03/11

今日で1年

今日であの震災から1年…
たぶん、多くの人がそう思っている。
そして複雑な思いをたくさん抱えていることだろう。
昨日は、東京大空襲から67年目だった。
67年前の3月10日に、約2時間半で10万人以上の方が亡くなった。
その身元不明遺骨の照会は、いまでもこつこつ続けられている…
こういう日が2日続くとは…
怒りや悲しみや、そこに生まれた希望や絶望、追悼や先に向かう気持ち、愛しさも涙もそういうの全部ひっくるめて、祈ろうと思う。祈りって、それらを全部包み込める大きなものだったのだなと気づく。
何に対して祈るのか、それはなにか大きなものに対して、としか言えない。
宮沢賢治の「光の素足」に出てくる、大きなまっ白なすあしの、子供達に「なんにもこはいことはない」と言う人のようなものかもしれない。

今日という日になにをしようかと思っていたが、それはもう済んでいたのだと今朝思った。
3日前に、友人達が企画した「クラヤミノ・ガムランフェス」に行ってきた。ジャワ島には真っ暗闇でガムランの音を聴きながら瞑想する「ムルヨララス」というものがあるのだという。 さとうじゅんこさん(プシンデン/ガムラン合奏の女性歌手)が始める前に、「ジャワでは身内で集まって、壁に背をつけてまあるくなって、暗闇で聴くんですね…終わったあとに、去年亡くなった何々さんのことが浮かんだよーとか、窓の外に神さまが来ていたねーとか、みなで話すんです」と説明してくれた。どこか日本のお盆に似ているなと思った。「ブンミおじさんの森」という映画のことも思い出した。アジアでは、生者と死者は西洋よりも近い感じがする。その交流も、ゾンビなどと違って穏やかで柔らかだ。
そう思いながら、あけ目闇の中ゆるいジャワガムランとじゅんこさんの歌に身体をあずけていると、想ったことは死んだ人や生き物たちのことだった。地震や津波、原発事故で失われたたくさんの命…それは暗闇の中で瞳孔が拡大すると見えてくるというオーロラにも似ているのかもしれない。人によって違うらしいが、私にはうす青いような青緑のような薄い煙のようなものが見えた。それは逝ってしまったもののように儚い。暗闇の空間はとても広々としていて、なぜだか安心できた。明かりが戻った時に、人がいっぱいいたことと部屋の狭さに驚いたくらいだ。逝ってしまったもののことを想う、それは残されたものがどう生きていこうかということの始まりなのだと思う。

昨夜、日付が変わった頃、萩尾望都さんの「なのはな」を読んだ。
今日、という日に。
震災後、原発事故に衝撃を受けた望都さんが描いた、「フクシマ」を舞台にした2編と、プルトニウムを題材にした3編だ。望都さん、とてもストレートだ。怒りと悲しみと、もっと大きなものへと…おばあちゃんや牛や犬、区別なくみんな一緒の列車に乗っているのがいい。
これから読む方のために詳細は控えておく。

今朝目が覚めた時に「ムルヨララス」と「なのはな」、これが私の、今日という日なのだなと思った。

あとは祈ること。
なにに対してだろうと考え、なにか大きなものにと思い、それで望都さんの「フクシマ」の家族を描いた作品の中に宮沢賢治の「光の素足」が出てきたなとつながった。日本人には特定の神さまよりも「なにかおおきなもの」ぐらいの感じが合っているのだと思う。
祈ることに関してはもうひとつ発見があった。
パートナーの森川さんが気仙沼に行っているのだが、今朝「祈る気持ちがあれば、どこでもいいと思いつつ、いつも一景島公園でお祈りしてます」とツイートしていた。それを見て、「気持ちだけ、一緒にお祈り」とメールをした。そのあとMちゃんが高野山に向かっているというので「いいな!空海さんによろしく」と書いたら「はーい、ヨロシク伝えまーす。ぺすかさんの思いも込めて、空海さんのもとで祈りを捧げてきますね」と返ってきた。
ああ、祈りって他の人に託せるんだな、いいなあと思った。
私も、今日気仙沼の安波山で演奏する友人達(ファンファーレ・ロマンギャルド)のためにいい天気になりますようにと祈った。
そうしたら、それをロマ研究者の岩谷さんがリツイートしてくれた。
祈りは伝播するね!
だから、いろんなところにいるいろんな人に祈りを託す。
祈って逝ってしまったもののことを想うことは、残されたものがどう生きていこうかということの始まり。
さて、仕事しよう。
自分にできることをやる。
少しでもいいものを、少しでも世界に幸福をと思いつつ。

最近見た・聴いたもののことも書きたかったけれど、長くなってしまったのでまた。
写真は、TAIKUH JIKANGの川村くんに作ってもらった似顔絵影絵!似てますか?ジャワ風になっても鼻の低い私(笑)

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2012/03/02

弥生月

気づけばもう3月…
本当に時間の経つのは早いですね!
グループ展が終わり、企画のプライベートライブ(今回は大好きな鈴木亜紀ちゃんでした)が終わり、なんだかちょっとふーっとなっていました。やることはいろいろあるのにw
気を取り直していきたいと思います。

グループ展に出していた作品はこんな感じでした。

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馬のアップ。

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それと消しゴムはんこの小さい作品たちでした。
またこつこつ作っていかないと。
それから絵本のラフにも取り組んでいます。
カラス絵本、赤ちゃん絵本、アイルリンドもの、野原もの。
がんばらねば〜

去年の1日は、大事な友人のお母さまが亡くなりました。
その10日後にあの震災…
そのときからもう1年。
信じられない気もしますが、確実にいろいろあって、本当にいろんなこと、人生初なことも起こったり、時間は365日分過ぎたのですね…
何が本当にあったことなのか、時々判らなくなります。
もともと、現実感が希薄でいろいろ妄想したり見なくていいものが見えたりする質なのでなおさらです。
以前、友人の美術家・内藤礼さんとも「起こらなかったことの記憶」について話をしたことがあります。「もしかしたら起こったかもしれないこと」についての記憶も人にはあるのではないか。私は「懐かしい」というような気持ちが小さい頃からずっと胸にあり、それが何に対してのものなのかは判らないのですが、その感じを込めた作品を見た方が「懐かしい感じがする」と言ってくださったことがあります。だからその感じはやはり「懐かしいさ」というものなのだと思ってうれしくなりました。その「懐かしさ」は、たぶん起こらなかったことに対してもあるのだと思うのです。そしてこれから起こるだろう、未来を懐かしく思うことも。(ちなみに、佐久島の個展のタイトルが「遠い未来の懐かしい記憶」です)
だから、量子力学に出てくる可能性ごとに存在する無限の平行宇宙の考え方は、とても納得できます。人間の感覚はとても微細なので、たぶん内藤さんの「起こらなかったことの記憶」も、私の「起こらなかったことや未来のことを懐かしく思う」ことは、たぶん近いけれども見えない平行世界を感じ取っているのではないだろうかと思います。
ですから世界には無限の可能性があり、そうはならなかった世界、そういうことが起きた世界の私もどこかにいるのです…

そんなことをつらつら考える春の始まりでした。

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